傘は雨具ではなかった?

今年の梅雨は雨の日が少ないですが、まだまだ折り畳みの傘が手放せない日が続きますね。
今は誰もが当たり前に使っている傘ですが、昔は雨に濡れないための道具ではなかったのだとか。

歴史は古代エジプトやオリエントまで遡ります。
当時の傘は宗教儀式の際に使用する、権力を象徴する道具だったそうです。
また、日本と違い雨が少なく日差しが強い国だったため、日よけのためにも使われたと言います。
確かに南国の王族なんかは従者に傘を持たせているイメージがありますね。

日本での傘の歴史はというと、日本書紀には百済の王から絹張りの傘が贈られたと記されているそうです。
日本でも最初は権力を象徴する道具だったんですね。
ちなみに雨具として傘が使われるようになったのは江戸時代からで、明治時代になると海外からも洋傘が輸入されるようになったらしいです。

雨の日は家に居たくなりますが、雨の日ならではの写真というのも趣があっていいですよ。
雨の日でももちろん撮影しております^^