出張撮影レッスン2:出張撮影カメラマンはどんな機材が必要??

こんにちは。
宮下です。

出張撮影講座の2回目は「出張撮影に必要な道具」についてです。

仕事として撮影をするにはどのくらいの機材や道具があればいいのでしょうか?
まずはこのくらいあれば十分に始められますよ、という内容を書いていきますね。

<出張撮影に必要な道具>
1.カメラ
2.レンズ
3.ストロボ
4.記録メディア、バッテリー
5.撮影小物
6.その他

1.カメラ

もちろんこれがないと始まりません^^
フリーランスで活動するならカメラのメーカーはどこでも構いません。
キヤノン、ニコンが圧倒的に多いですが、他にもソニーやオリンパスを使われる方もいます。
僕は富士フィルムを愛用しています。

ただ、ボディのクラスはミドルクラス以上のものにしましょう。
エントリークラスのカメラでももちろん撮ることはできますが、お客様にとっては「いいカメラで撮ってもらっている」という満足感も大切です。

また、カメラ好きなお客様ならカメラマンの使っている機種はすぐに分かります。
入門機を使っていて、「プロなのにこんなカメラで撮ってるの?」と言われることもあるようです。
仕事として始めるならある程度の投資は必要です。

 
次にカメラは必ず2台以上用意しましょう。
一番の理由は「カメラが故障して撮れない」という事態を極力なくすためです。

出張撮影はほとんどの場合、何らかの記念日など特別な日に依頼されます。
その日のためにお客様が色々と用意をしてきた1度しかない時間です。
そんなときに「壊れました、撮れません」では済まされません。

最近は出張カメラマンのマッチングサービスが増えてきて、プロ以外にアマチュアの方も依頼を受けるようになってきました。
そのため、現場にカメラを1台だけ下げて現れる方もいるようです。

日本の工業製品の品質が極めて高いことは間違いないですが、それでも機械です。
いつ壊れるかはわかりません。
お客様の大切な思い出を残せないということのないよう、カメラは必ず複数用意しましょう。

ちなみに、複数のカメラを使う場合は、カメラ同士の時刻合わせを忘れないでくださいね^^

それから、結構聞かれることの多いカメラのセンサーサイズについてですが、僕はフルサイズでもAPS-Cでもマイクロフォーサーズでも、どれでもいいと思います。
最近のカメラはセンサーサイズの違いで画質が全然違うということはありません。
物理的にフルサイズのセンサーが有利なことは確かですが、それよりもご自身のスタイルと画作りから最適なものを選べばいいと考えています。

2.レンズ

レンズはズームでも単焦点でも大丈夫です。
広角から中望遠域をカバーできていれば困ることはあまりないと思います。
僕は基本的にはカメラを2台下げて、それぞれに標準ズームと50mmまたは85mm程度の単焦点をつけています。
これで画角とぼかし方を変えてバリエーションをつけています。

レンズもカメラ同様壊れることがありますので、標準ズームは複数持っていることをおススメします。
別に標準ズームでなくても標準域をカバーできるレンズが複数あれば問題ないでしょう。
望遠レンズだけでは周りの状況を写し込むことが難しい場合があるので、予備には標準域までのレンズが便利です。

レンズのプロテクトフィルターは付けることをおススメしています。
画質低下やフレア・ゴーストが出やすくなると敬遠している方もいるでしょうが、子供はレンズのように光るものに興味を持って触ってきますので、少しくらい触られても気にせずサッと拭いてそのまま撮影できるようにしておいたほうがいいです。
子供に機材を触られることを過剰に嫌がって泣かせてしまっては、現場の空気が悪くなりますからね^^;

3.ストロボ

ストロボは使いますか?という質問も非常に多いです。
僕は日中屋外での撮影の場合はまず使いません。

それでも必ず持っていくのは、薄暗い森の中や屋内での撮影の際に急に必要になることがあるからです。
撮影スタイルによりますが、光量のある場所でしか撮らないと分かっているなら、念のためクリップオンストロボを1灯持っていくくらいで問題ないでしょう。

人によってはストロボの光は目に悪いと信じている方もいるので、念のため使用前には使っていいか確認を取りましょう。

4.記録メディア、バッテリー

記録メディアは突然エラーで使えなくなることがあるため、必ず予備を持っていきましょう。
また、買ってすぐのものは製品にエラーがないか分からないため、できれば1か月程度は使用したものを使ってください。

バッテリーは機種によって持ちが違いますが、ミラーレスは一眼レフに比べてバッテリーの消耗が早いため、ほぼ予備バッテリーは必須です。

5.撮影小物

撮影に使う小物は必須ではありませんが、最近はインスタの影響もあり、子供やカップルの写真を撮る際には小物を用意すると喜ばれます。
何を持っていくかはお客様の要望とカメラマンのセンス次第ですが、よく使われるものをリストアップしてみます。

  • ガーランド
  • プロップス
  • ハート型の紐
  • オモチャの刀
  • オモチャのカメラ
  • アルファベットや数字のオブジェ etc…

「撮影小物」で検索すれば色んなものが出てくるので、興味があれば調べてみてください。
100円ショップでもオシャレな小物が色々と手に入るので、撮影のために見に行ってみるのもいいですよ^^

6.その他

それ以外にもあれば便利な物、お客様に喜ばれるものをいくつか挙げてみますね。
カメラマンは写真を撮るだけでなくサービス業としての面も強いので、ちょっとした気遣いが結構重要です。

  • タオル・ハンカチ ⇒ 汗や雨で濡れたときに拭いてもらいます
  • 虫よけ ⇒ 神社は自然が多いところにあるので、蚊なども多いです。特に子供用が喜ばれます
  • 折りたたみ傘 ⇒ 突然の雨対策に

この辺りはご自身の荷物とも相談して準備してください。
出張撮影はロケハンを含め結構歩くので、あまり重さが負担にならない道具選びも大切です。

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上記は基本的な道具とその一例です。
ご自身で使いやすく効果的なものを模索していってくださいね^^
ご質問等あればこちらからどうぞ。 ⇒ お問合せフォーム

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 次回は「出張撮影に必要なスキル」についてです

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