今朝、給食関係の職場に勤める妻が、職場のおばさんからこう言われたと話していた。
「私この仕事辞めたいと思ってる。だって書類を触るだけのつまらない仕事だもの。あなたはどう？」
そう聞かれて、妻は
「私はやりがいを感じてやっていますよ」
と答えたらしい。
妻は前から「アレルギーを持っている子はいつも食事をするときに神経をすり減らしながら食べている。せめて給食くらい安心して気持ちよく食べさせてあげたい」
と言っていた。
そういう思いで仕事をしている人には、実際には書類を扱うことが主な仕事であっても、「単に書類だけの仕事」ではないということだ。
なぜなら、自分の行動の先にあるものが分かっているから。
子供の安心・安全のために働いているという意識があるから。
そうではなく、自分の手元しか見えない人にとっては、つまらない書類だけの仕事なのだろう。
身内だからよいしょするわけではないが、妻と辞めたいと言っているおばさん、どちらの人が扱う給食を食べたいだろうか。
実際に調理する人は違うが、その安全を守っている人の意識一つで、食に対する安心感が違うように感じないだろうか？
自分の行動の先にあるものを考えて働く。
自分もこのことを忘れずに仕事をしていきたいなと思った朝でした。